電子ピアノの音質改善(2)

【sforzando の設定】

サウンドフォントと sforzando をインストールしたら、sforzando ではどのサウンドフォントを使用するかを設定する必要があります。
私の場合は次の様な設定としています。

・サウンドフォントのインストール位置

Noct-Salamander は音源セット毎にダウンロード&解凍します。下図は音源セット#0と音源セット#3をインストールした例です。

「音源セット#3: Noct-Salamander Grand Piano」をダウンロードし、解凍すると「NoctSalamanderV5.2c_48khz24bit」と言ったフォルダとなっています。(v5.2c はダウンロードしたバージョン)この解凍フォルダ全体を適当な位置へ移動します。私の場合は音源セット#0と音源セット#3 の2つを “C:\Program Files\Common Files\VST3” へ移動しています。

音源セット#3の標準的なサウンドフォントファイルは下図の
“Noct-SalamanderGrandPiano_flat.sfz” を指定する事になります。

sfz の中身は通常のテキストファイルです。一部変更したい場合は、上図の xxx_edit.sfz の様にコピーしてから編集するのが無難だと思います。sfz の文法はネット検索すれば纏めてくれているページが見つかります。

  sfz File Format – Today’s SoundFont
  https://musf.ifdef.jp/sfz/sfz_File_Format.html

上記サイトの記述内容が正しいのかは未確認ですが、参考にして最弱音の lovel, hivel の定義行を編集してみました。sforzando ではそれなりの変化を確認できました。電子ピアノでめちゃゆっくり打鍵しても最弱音が鳴ってしまうのが気になったので下記の様に編集してみました。

” sample=48khz24bit\021_A0v01.wav volume=-1.20 lokey=21 hikey=22 lovel=1 hivel=26 pitch_keycenter=21″
  ↓
” sample=48khz24bit\021_A0v01.wav volume=-1.20 lokey=21 hikey=22 lovel=2 hivel=26 pitch_keycenter=21″

私も良く分かってないんですが😅、上記は各打鍵音の最弱音の定義のようです。打鍵速度の最小速度(lovel)を 1 から 2 へ全て変更してみた所、ゆっくり鍵を降ろせば音は鳴らなくなる様です。1 では音が何も鳴らなくなりますが…。
もっとスマートに打鍵速度1は無視するみたいなグローバル定義ができるかもしれません。sfz の編集である程度は制御できるっぽいので、sfzをコピーして編集してみても良いかも。

ただし sfzファイルを独自編集してしまうと Noct-Salamander の更新についていくのが面倒になるので、そのまま使った方が良いかもしれません。

・sforzando の INSTRUMENT 設定
sforzando を起動すると最初は何もサウンドフォントが指定されていないので音が鳴りません。起動したウィンドウの左上の方に「INSTRUMENT」というボタンがあるので、ここをクリックします。

メニューが表示されるので import を選択します。

Noct-Salamander をインストールしたフォルダ内の sfz ファイルを指示します。
これでウィンドウ内のソフトキーで音が出るかもしれません。この状態で、電子ピアノをPCに接続して打鍵しても鳴らなければ MIDI入力デバイス等を指定する必要があります。

正常に再生できるのを確認したら、毎回サウンドフォントを指定するのは面倒なので初期設定として保存した方が良いです。File メニューの「Save as default」を実行すれば、保存時のサウンドフォント指定等で起動してくれます。

・sforzando の Preferences
sforzando の Tools メニューから Preferences を開きます。

Preferences では下記の様なダイアログが表示されます。
この画面では MIDI 入力デバイス、オーディオデバイス API、出力デバイス等を選択できます。私の環境では電子ピアノと PC に接続したスピーカーが離れているし、手元でボリューム調整できた方が便利なので電子ピアノで音を出してます。
※基本、音はヘッドホンでしか鳴らしていません。

PC にヘッドホン端子があれば、それなりの設定をすればそちらから再生音を流せます。サンプリング周波数やバッファサイズを変更できる場合もありますが、サンプリング周波数を上げすぎると負荷が増えすぎて音が鳴らなくなったり、バッファサイズが小さすぎると正常な音が出なくなる場合があるようです。

前述の Yamaha Steinberg USB Driver をインストールしてヤマハ製電子ピアノを接続しているなら、電子ピアノを打鍵すると電子ピアノ側で音を鳴らせると思います。(私は自分の物しか触った事ないですが…) この時、音がダブって聴こえる場合は電子ピアノの内蔵音源が鳴っているかもしれません。機種によって異なると思いますが、電子ピアノのリファレンスマニュアルで MIDI関連を探せばローカルコントロールオン/オフみたいな項目があると思います。ローカルコントロールをオフにすれば打鍵しても内蔵音源は鳴らなくなります。

※YAMAHA P-225 リファレンスマニュアルより抜粋
※遅延時間が短いとダブってるのが確認しずらいので ON/OFF アナウンスを確認した方が良い
※再生音をPC側で鳴らすなら電子ピアノのボリュームを絞っても良いかもしれません。

API で ASIO が選べるなら次の様な設定でも良いかもしれません。

ASIO 規格での接続だと低遅延らしいです。私の購入した YAMAHA Steinberg IXO12 の場合、サンプリング周波数やバッファサイズの指定は Windows サウンド設定では変更できませんでした。

これらの設定値を変更する場合は、Yamaha Steinberg USB Driver を起動して接続デバイス毎のサンプリング周波数や ASIO での接続デバイス、モード、バッファサイズを指定する様です。

※ダイアログ上部のタブには現在管理できるデバイスが表示される様です。
※各デバイス毎にサンプリング周波数を変更できます。
※再生に問題がある場合は Buffer Size を上げると解消する場合があります。

これを使っても1サンプル毎のビット数は選べないようです。今まで使ってきたオーディオデバイスでサンプルビット数が選べないのは初めて見たかも。サウンド設定を別プログラムで行ったり、ビット数が選べないのは Steinberg では普通なんですかね?・・・何か違和感がw 高級機種では違うのかもしれませんけど。

ちなみに YAMAHA P-225 で音を鳴らす場合のサンプリング周波数は 44.1kHz 固定のようです。まあ最終的なサンプリング周波数なので全く問題無いですけど。若い人だと違いが分かる・・・のかな???

【自動演奏ピアノとしての利用】

sforzando には MIDI ファイルを読み込んで再生する機能もあります。定番のクラシック曲が MIDI ファイル無償公開されていたり、有償販売されている事もあるようです。手元にピアノ曲の MIDI ファイルがある場合は、sforzando 画面下の EJECTボタンみたいなのをクリックすれば MIDI ファイルを選択できます。選択後、再生ボタンを押せば自動演奏してくれます。無劣化でピアノ演奏を再生できるので良いですね!🤩

【使用した感想】

Noct-Salamander の音を sforzando で再生させてみると、メッチャ良い音に感じました。特に音階の G6 から上あたりの余韻が、微妙に調律を狂わせている?のかグラスハープみたいな響きでカッコ良いです。🤩 まあ爺さんなので若い人の感想とは異なるかもしれませんが。このピアノ音源が無償配布されている物だとは信じ難いです。PC に疎い人だとちょっとハードルが高いかもしれませんが、安い機種とか古い電子ピアノをそのまま使っているなら試す価値ありだと思います!

私はまともにピアノを弾けるわけじゃないんですが、無料でこんな変わるなら有料の大音量音源はどんなもんじゃろう?とさらに興味が湧いてきました。🥰


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